『万葉集的 言葉のトレーニング』

こんにちは。

今日は
「令和」の語源で話題の
「万葉集」にちなんだ
言葉のトレーニングを
体験まじえてご紹介
させていただきます

新入社員のころ
私は
「言葉」というものを
軽んじていました。

理科系だったからなのか

友達に
「しょせん言葉だろ!」
なんて言って
無責任発言の連発

振りかえると
あきれますけど

言葉にすると
情報が減るから

言葉にしたことは
本当じゃない、とか
本気で思ってたし

でもほんとは
トレーニングが足りずに
価値がわかっていなかっただけでした

誤解されたり
発言で人が離れていったことが
なんども…

仕事をはじめてから

短い文で
状況を伝えることの

必要性を感じたのは
30代になってからのある日

半ばあきれながら
上司が教えてくれた言葉

「本日天気晴朗なれども波高し」

からでした。

「きみの報告はさっぱり
ビジネスの状況が伝わらない。

例えだけど

昔の海軍中佐が戦う前に発信した
有名な
全軍への報告というのがあって

短くても

目の前に情景が広がって
作戦までわかる」

(作戦に興味のある方は調べてみて下さい。
よく書かれています)

当時の私には
指摘自体
意味不明でしたけど

そこから
言葉が不自由だから
仕事で不自由してたことが
だんだんとわかってきて…

トレーニング開始

そしていま
LINEでテレワークするのに
とても役立っています

報告が苦手な人
メールで伝わらない人
私みたいに言われたり
思ったりしてる人

短い言葉で表現する
手間をかけない練習を
してみませんか

手本は話題の「万葉集」

でもその本じゃなくて
新聞の俳句短歌欄で

週一回の掲載日に
1句だけでも
読んで意味をイメージします

解説というか、評論を読んで
意味取れたかを
確かめるんですが…

最初は評論読んでも
まだ読み取れませんでしたけど

ゆっくりとじっくりと

ときどき抜けるくらいいいやと
続けるうちに

評論で確かめるだけになり

日本中のできごとを
お祭りや被災のことなどを
その時感じた読み人の気持ちを

感じ取れて
楽しめるまでになりました

ところで私は
今も昔も
短歌も俳句も詠みません

でも新聞の俳句短歌欄を
選んだわけは

日本の伝統文化なら
一流の選者
(どの投稿作品を載せるか選ぶ人)
指摘も一流

万葉集はもともと
幅広い身分の人が
詠んだ句集

日本中の方言も
たっぷり入ってるとか

いまの新聞短歌俳句欄と
同じでした

万葉集的言葉のトレーニング
興味のある方
いかがでしょう

今の職場で
短く書かないと
忙しくて読んでくれない
会社の人と

コミュニケーション
スピードアップ
です

(研航)

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